入院中からでしたが立った姿勢から膝を曲げてしゃがむ姿勢は、私にとって非常に困難でした。
「腰を下ろす」と言う動作なのですがたったそれだけで大変でした(大汗
なぜか膝の伸筋はよく働いていたので膝から崩れ転倒するような事態は一度もありませんでした。
そのかわりに屈筋は全くダメでした。
こう書いてみると「腰を下ろす動作」が何故困難だったのか?判ってくるような気がします。
どのように非常に困難だったのか?書いてみます。
例えてみればブレーキを踏み込みながらアクセルを踏むような状態です。
重力に逆らわない腰を下ろす動作なのに「かなり力が要る。」発症前ならストンッと出来てたことがスローモーションのようでゆっくりした動きしか出来ない。
傍目には単純にゆっくり動いてるように見えてたかもしれません。その実はグゥ~ッと力をこめて腰を下げてたのですよ。
文字に書くとほんの数行で、なんでもないことですが退院してからはキッチンに立つ機会も多くなり、腰より低い観音扉を開けて中を覗き込む仕草はそれは、それはホントーに困難で大変でした。
ところが・・・・ところがですよ・・・・(嬉!!
膝関節のの屈筋が働き出してきた頃からうっすらと気付いてたのですが腰を下ろす動作が楽になってきました。
[膝過伸展]
グゥ~ンと力を込めなくてもしゃがめるようになりつつあります。
これは本当に嬉しい!!
先に書いた「何故困難だったのか?」を簡単に書いておきます。
弛緩性麻痺の後遺症が残ったのですが大腿四頭筋だけは発症3週目で勝手に回復が始まった。
その代わりに大体二頭筋は回復の進捗が見えず拮抗筋としてのバランスは崩れてた。
当然拮抗筋が働かないので一歩踏み出すだけで膝関節は過伸展が発生した。
立位を維持するのは大腿四頭筋だけだった。
腰を下ろす動作は(膝を曲げる)大腿二頭筋が無力だったので
姿勢を維持し続けようとする(膝を伸ばす)大腿四頭筋だけで力のバランスを保ちながら膝を曲げ腰を下ろすしかなかった。
だいたいこんなことだと思ってます。
「バランスを保ちながら膝を曲げ」・・・拮抗筋としての太腿裏の筋肉が無力だったので大腿四頭筋が曲げる役目と伸ばす役目を同時に担ってたのだと思います。
捉え方に誤りがあるかも知れないのでお気付きの方はご指摘をお願いします。
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