2012年11月12日月曜日
下腿の移動が”やや速くなった”
下腿の移動が"やや速くなった"って大袈裟に書いてますが歩行速度が”やや”「速くなった」って事なんですよ!
立位で荷重すると体重を支える下肢の関節は伸展し足関節も底屈する力が働いてます。
ところが立ったままでじっとしてると患側にかかる体重によって足首を伸ばす動作(底屈)は押さえ込まれていて外見では解らない。
これは歩行という連続動作で見えてくるんですよね・・垂足、尖足とか言われてます。
健常者の足ならそんな事無いけど能からの指令が中途半端なので体重を掛けない瞬間があっても足首は伸びたまま(底屈)で背屈する動作に切り替わるのに時間がかかる。ということです。
足関節を底屈させる筋と背屈に使う筋が同時にバランスよく働いて正常なのですが底屈させる筋は背屈に使う筋に比べはるかに強力です。
荷重することによって足首を伸ばす底屈筋が収縮するのは歩行に必要な自然な動作なのですが、緩めるべきタイミングに緩める余裕のないほど筋緊張し続けてるとは考えてませんでした。
ポンポン叩いただけで簡単に解れたので肩こりと同じような状態が続いていたと思ってます。
解せば歩行中の疲労具合もも少し変わるし歩行速度もちょっとだけアップする。
以前1周500メートルを15分かかって歩いてましたが、場所は違う路上ですが、500を10分で歩いてしまって驚きました。
退院当時は休みながらも30分かかって歩いた距離なんですけどねww
ペダルトレーナーで15分になり、今回は脹脛を解すだけで少し楽な歩きが出来ると気づいたわけです。
これは患側立脚中の足首背屈の動作がが底屈する筋力に無駄に邪魔されないので軽く動き、下腿の移動がちょっとだけスムーズになったためだと解釈してます。
一日の終わりとか、リハビリの開始時には「解す」って行為が重要なんじゃないかなって考えるようになってます。
[障害の順応の方法としての代償]にこんなこと書いてあります。
『脳卒中片麻痺患者が運動コントロールを再学習していく過程では,誤った運動パターンに対して,不必要な筋活動を取り除いていくことが重要である』
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