同じ病室の右奥の人、40代後半くらいの人は、聞けば車の事故で入院してるらしい。
脳が壊れてしまって、簡単な計算や国語が読み書きできなくなってるらしい。
私が転倒してくる2週間くらい前にここに来たそうです。
出会った当時は記憶が定かでなくどんなことがあってここに入院してるのか?あやふやでした。
毎日のようにベッドの縁でオーバーテーブル使って小一年生程度の漢字ドリルとか算数ドリルに向かってたのが印象的でした。
一ヶ月過ぎた頃に入院した経緯を思い出した?ようで私に話してくれました。
それは…
家にいて脳溢血を発症し身動きが少し不自由なまま玄関へ移動し転倒。
そのときにどこを切ったか知らないが血だらけになり玄関のドア、靴箱に血痕を着けたらしい。
意識朦朧としたまま車に乗り込んで運転し、県道で事故。
走行車線から斜行し反対車線に入り対向車をかすめてガードレールに突っ込んだ。
らしい。少し逸れるとコンクリート電柱。見舞いの人にアレにぶつかってたら会えなかったねーって言われたと笑って話してました。
何故玄関に向かったのか?何故車を運転したのか?全く解らないそうです。
事故当日、仕事から帰ってきた奥さんが血だらけの玄関を見てずいぶん探し回ったそうです。
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歩いてる姿は健常者と変わらないですが、時々「足が動かない」と話してました。
右奥のひょろっとした学者さん風の紳士が退院してまもなくこの人も退院して行きました。
車椅子から見上げた感じですが本人は160センチくらいの身長でしたが、この方の奥さんがすごいでかい印象でした。
「入院したら優しくなった」とも語ってました。(山○○さん)
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