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2012年3月26日月曜日

屋内での素足と内履き

入院中に初めて日帰りで帰宅したときのことです。

装具もまだ無い状態で杖一本と車椅子を車に積み、4ヶ月ぶりに我が家に戻れたのはほんとうに感無量でした。

振り返って思い出だせば無茶ですよね(笑

玄関前に車を着けてもらってドア入り口まで3メートル。

そのたったの3メートルが私にとって大変な困難を覚え、車から降り立つと覚悟して杖を頼りに歩みを進めるしかありませんでした。

ところが緊張のし過ぎか、何なのかわからないですが、杖突いてても足が前に出なかったのを覚えてます。

装具なしだったので怖かったんでしょうね(笑

何しろ車を降り立ったのがU字溝の上でちょっと先には落とし穴とも思える溝が続いてるし、側溝の蓋で段差がある。

その段差のある蓋の上を杖ついて歩くんですよ!

そして玄関のたたきは10センチほど高くなってる!

さらになんという意地悪なことか、10センチの段差の手前は30センチの隙間があって平らにはなってない。

たったの30センチの距離と凸凹、10センチの段差は一歩を踏み出すのにかなり決意が要るんですよ。

30センチを一気に跨ぐ勇気も脚力もバランス能力も無い。

10センチの段差の直ぐ手前に患側の足を突いて恐る恐る右脚をたたきの上に乗せて患側の足を引き上げるんですよね。

万一バランス崩したりすると擦り剥くだけで済まないのは解りきってました。

そんなこんな状況でやっとのことでたったの3メートルを杖突いて歩くんですよ。

やっと玄関入って、立ったまま靴脱げないので上り框にそろりと座り込んだのを覚えてます。

靴脱いで上り框からずずずっとお尻を床に着けたまま少し奥に移動し、膝立ちの姿勢から立ち上がり、さらに杖突いて移動する……。

靴下履いてると足裏が滑る感じがして居心地が悪いし、くにゃっとして安定感が全く無い。

かといって素足になると足裏でしっかりと床を掴むようなことが出来ないし、やはりくにゃっとして安定感が全く無い。

どうしたものか?と思案したあげくに「内履き」なるものを家の中で利用するようになったんですよ。

履きやすさと適度なグリップ感があるので今では家の中では必需となってます。

内履きが足裏への刺激を少なくしてるのは間違いないですが、そのことが回復への障壁となっていくかどうかは判りませんしどの時期に内履きにサヨナラするかも判ってません。

まだまだ先のことであることは間違いないですが…。

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