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2012年7月25日水曜日

装具の低屈制動について

長下肢装具の足関節継ぎ手にはオイルダンパー(油圧制動装置)が組み込まれていて足首低屈制動の強度を調整できるようになってるんだけど、引渡しの際にちゃんとした説明のないまま使い始めたんですよね。

この小型のオイルダンパーはゲートソリューション(GS)と言うそうです。

低屈制動の強度についてほとんど意識しないで使ってきたんだけど最近読んだPT向けのサイトでこんな事が書いてあったので改めてもっと知る必要があるなと思い始めてます。

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『これが強すぎると、前脛骨筋の筋活動を抑制してしまう可能性がある』

『しっかり考えて適切な底屈制動力を効かせると、非常に有効な促通訓練となりますし、そこを適当にすると、むしろ筋収縮を抑制してしまう、ということです。』
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ぇええ!?

抑制してしまう可能性があると語っていながら 「しっかり考えて適切な」云々とは・・・・(汗

ゲートソリューションの調整は、要は個々人の腓腹筋の勝手な収縮具合に併せて使えば効果的だよ!って言いたいのかな?

私の経験では制動力を最大の4にすると足首の低屈ががほぼ完全に固定された状態になり、私の体重では踵荷重しただけでは足首の伸びる方向に動かない。

制動力4のままで立って歩くと足首が伸びないので下腿を後から押されるような感じを受ける。

下りのスロープだとかなり危ない状況になるんじゃないかな?

そんな事より制動力を強くすると前脛骨筋の収縮を抑制してしまうっていったいどういうことなんだろ?

ゲートソリューションは過緊張(徑縮?)による腓腹筋の収縮で低屈したままの足首を中立の位置に戻してくれる働きがあると理解してます。

前脛骨筋は足首を曲げる筋肉だそうですが、ゲートソリューションの調整次第でその前脛骨筋が活動するらしい。
だけど最善の設定が解らない。

まぁいいやどうせ私の前脛骨筋は脆弱だし思うようには使えてないし、腓腹筋は勝手気ままに力いっぱい働いたりする。

試行錯誤が必要だな・・・・

低屈を抑制する制動力が強すぎると背屈動作に使う前脛骨筋も抑制されてしまうことを知っただけでもリハビリを続ける大きなヒントになってます。



でもこれを書いてくれた人、職業は理学療法士のようで大変熱心に仕事に取り組んでる印象です。
この人にめぐり合えてたら私の病後はもっと違う生活になっていただろうなとは思ってます。

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