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2012年10月31日水曜日

亜脱臼の傾向③


ぴーくすが亜脱臼に気付いてから対応したことを書き上げておきます。
1)肩を引き上げるような動作をすると垂れ下がった隙間のような部分が狭まることを確認した。
2)腰掛けてる間中、肘用座布団を使うようにした。
3)頻繁に手をあてがうようになった。4)肩関節の可動域を広げる万歳姿勢を止めた。(これは亜脱臼を促進させた原因かもしれない)

作業療法士さんの公開ブログで亜脱臼について言及してました。『~急性期のベッド上にて~やはり腕全体を高めにして、肩関節屈曲、伸展中間位くらいにはしておかないと亜脱臼という状態は非常に弛緩性の麻痺状況が続く場合に認められることになります。

ただし、筋緊張の亢進などにより見かけ上靭帯が伸びていても、筋肉の力で関節面の開きを狭めるような状況は可能です(関節面はもちろん緩んでいる状態のままですが)。

このため、ステージが3に移行した片麻痺患者さんには、亜脱臼が見かけ上改善したという事例はいくらでもあるのです。』

『筋肉の力で関節面の開きを狭めるような状況は可能です』

専門職の見解は一旦伸びた靭帯は「見かけ上は」改善する可能性があるって事かな?

2012年10月30日火曜日

亜脱臼の傾向②


亜脱臼の目安になる「程度」の表現は指一本(分)とか、二本(分)とかの表現をするみたいです。
ぴーくすの亜脱臼は指一本分も無いような状態だけど触ると、抉れてるように凹んでる事がよく解る。


ぴーくすの肩はいつのまにかに僅かに動くようになってるのですが、ず~っとほったらかしてました。
この際、よい機会かもしれないのでキチンと始めるしかないようです。

肩って言うか腕を引き上げるような動作をすると一本分も無いような状態の凹みが無くなるのでひょっとしたらこの亜脱臼の初期症状みたいなものから脱出できるかもしれないと考えてます。

上肢のことは全く無知なのですが退院九ヶ月目にしてやっと上肢のことを知る気になってます。
次いでなのでまず肩の作りから手がけるかな・・・
[肩の構造について]
たいへん解りやすい公開ページを見かけたので紹介します。11/6/2012
[肩関節の構造]

2012年10月29日月曜日

亜脱臼の傾向①


以前に弛緩性麻痺ではないので肩の亜脱臼は心配ない」のようなことを書いた気がします。
ある公開ブログのご本人の亜脱臼画像を見てぴーくすの肩も似たような抉れ方してると気付いてからはたいへん鬱な気分が続いてます。
ちょっと調べたら亜脱臼が進行してしまうと成す術が無い等と表現したページが目に付きました。

そのほかに健常者向けのページで
「反復性(亜)脱臼
完治を望むのであれば手術以外ありません。筋力を強化しても、肩を外転外旋(万歳の姿勢)すると(亜)脱臼します。」とありました。

ぴーくすは毎晩、他動で万歳の姿勢をやってましたが健常者の反復性亜脱臼は万歳するだけでそうなると知りその晩から取り止めました。
脳卒中が原因で肢体不自由になったのは受け入れますが、二次的に誘発する身体の変化は出来る限り予防すべきだと思ってます。
ぴーくす的には肩の亜脱臼は脳卒中の後遺症だとは思ってません。それにしても上肢は廃用でありながらも多少は随意的な筋の緊張があります。
筋の緊張のある肩がなぜ亜脱臼の現象が起こったのか不思議です。ひょっとしたら万歳の姿勢を毎晩繰り返してたのが原因かな?と考えてます。

2012年10月28日日曜日

ゆらゆら感の正体


車を降りた直後のユラユラ感
車を降りた直後のユラユラ感② 車から降りたときのゆらゆら感についてあーでもないこーでもないと散々推測したのですが、すべて真相に近いけど真相では無い。と気付きました。。
ポイントは車内での患側脚の姿勢でした。
運転姿勢が安定するようにと踵をシートに引き寄せ踏ん張ってました。これが原因です。。
運転中常にGSの底屈制動に逆らいながら足首を伸ばしてました。
これは運転中に足首を伸ばす動作を学習し続けたことになり車外に出ていきなり立ち上がると立位で踵を接地したままで足首を伸展する力が働きつづけるためにゆらゆらする感覚になる。と言うことです。
以前にはペダルトレーナーで無理やり足首を使った動作をやって後ろに引き倒されるような感覚を経験してました。
[無理やり行う危険性]装具の修理がきっかけで装具無しで運転したことが気付きのきっかけでした。
今は患側脚を伸ばしたまま、踵はフロアに着いてますがつま先を伸ばす動作は避けてます。運転席のシートは腰、背中を安定させる構造になってるようなので足を放り出しても安定性を失うことは無いです。
それで車外に降り立ったときのあのユラユラ感、すっかり消えてしまいました。

2012年10月27日土曜日

最近のぴーくす

格的に寒くなるのはまだまだ先だと思うけどぴーくすの身体半分はとても冷え易い
九月の半ば過ぎたころには既にストーブ点けてたし、寝床の敷き毛布のヒーターも通電してました。
発症する前は自分のの身体に対しては極端に無頓着でした。
同じ人間がこうも変わるのか?と思ってしまうほどです。
退院して初めて冬を迎えるので血圧の変動とか筋の収縮の程度には非常に興味あるし注意を払うようになると思う。
もっとも入院中に一冬を迎えて春が来る前に退院したけど当時と比べると歩行動作には雲泥の差があるので、寒くなることでどの程度影響を受けるようになるか興味のあるところです。とか言いながら、この一冬、室温25度以上を維持するつもりである事もちゃんと書いときますね!

2012年10月26日金曜日

骨盤右回旋


先日、装具の修理で大学病院に行った際、お世話になったあの若いPTにあることを聞いてきました。
聞いたことは
「入院中に骨盤回旋があったか?」どうかです。
「左回旋してた」と言われたのでちょっとだけ戸惑いましたが、急性期にはありうることだと思います。
腹斜筋が全く収縮してない状態であることと腰周りの筋も同様に不安定だったのでどちらかに回旋してても不思議ではないです。入院中のリハビリの内容は退院後も続けるべきものとそうでもないものが有るような気がしてなりません。
例の端座位での側方重心移動(RLB)は単純にバランス能力を高めるだけの動作ではなかったです。
指導してくれた若いPTさんの口からもっと専門的な説明が欲しかったね~

結局、ぴーくすの認識不足で中断した動作がいつの間にかに骨盤の右回旋を招くほどに腹斜筋を遊ばせてたと言うことかもしれないです。
骨盤右回旋と内腹斜筋の関連を理解したとたんに歩きにくさが解消したようなものです。
週1回60分の15週続けたと報告文にありましたが、通所リハビリではないのでRLBは腰掛に座ってる間中いつでも出来る。
この「RLB」と朝起き掛けの「お尻歩き」を実行するようになっていきなり好転してます。健側脚を前に踏み出す動作が杖無しでもすんなり出来るようになって歩行の安定感が増してます。とは言っても、膝関節の拮抗筋がまだまだ不十分だし、歩行時間が増えると緊張が増すのは変わりないですね。

2012年10月25日木曜日

装具無しで気付いたこと②


装具無しで無しで歩行を繰り返す機会があったのですが、ついでに法具無しの素足での立位動作もやってしまってました。
装具実は装具無しの素足で歩行を繰り返したり、リハビリのための動作を続けるのは危険かなと思ってます。
危険な目に遭うのは足部小指側先端近くのショパール関節
装具無しで素足だと気付きますが「踵」よりも小指側の足裏ではない部分が先に着床するんですよね。
小指側の足裏ではない部分が先に床に付いてしまう現象を内反足と言うそうです。内反足と言う現象は 背屈筋の異常な収縮によるものだと論じたPDFがあります。

[脳卒中後片麻痺患者の内反足変形の成立機序について]

 合わせてたったの2日間の装具無し生活でしたが、内反足の傾向がほんのちょっと強くなった気がしてます。
何を見て気付くのか・・・
両足を揃えて健側の右足先と左を比べると、感側の足先は小指側を前に押し出すように捩れてるように見える。当然右足は捩れてるようには見えない。

以前から確かに軽い内反足のようなものがあり素足でちょっと移動するときにも足裏より先に小指の外側が床に着いてました。
気づき難いことですが、二日ぶりに装具を使用した後に足甲固定バンドを緩めたとたん親指側が足底板から僅かに浮き上がる現象を見てしまいました。
これまでそんな現象見ませんでした。
朝起きがけに健側と比べると内反の傾向がはっきりわかるほど違いが出てる。。[障害の順応の方法としての代償]に書いてあった内容がよぎったのでコピペします。

「~麻痺の回復過程において,共同運動のなかだけで動作を行う習慣がつくと,特に両者の接合部である体幹に,不必要な代償運動を用いた異常運動パターンが完成し,その動作におけるエネルギー効率は低下する.また,重力に抗して動こうとしたとき,体幹の選択的活動によってなされる近位部の固定が不十分であることを代償しようとして,遠位部の痙性は増強することが多い

~脳卒中片麻痺患者が運動コントロールを再学習していく過程では,誤った運動パターンに対して,不必要な筋活動を取り除いていくことが重要である。
ある動作を遂行することが可能であっても,それを努力して行っている場合には,修正を必要とする場合が多い。」

それにしても素足で移動することが足回りの筋に影響することは当然ですが内反足を促進させる結果になるとは驚きでした。
内反足は『不必要な筋活動』なので『取り除け』と言われてもどうすれば取り除けるか?
対応方法は『内反足を誘発』するような動作や装具無しの環境に繰り返し置かないと言うことかもしれないです。

プロフッターと言う内反足矯正用の治療具があるそうですが、そんな大袈裟なサポーターのようなものを使うほど強い内反では無いと思ってるのでわざわざ『内反足を誘発』させることのないように気をつけるだけだと思ってます。

2012年10月24日水曜日

内腹斜筋⑥


ぴーくすの患側内腹斜筋は収縮できずに放置されたままで、関係するその動作はその周囲の筋が代償していたと思います。
わき腹のツッパリ感や健側の脚を前に出し難い現象の大元の原因は内腹斜筋の緊張低下だと思います。
内腹斜筋の緊張低下に加えてその筋の短縮も進行しつつあったと思います。 

内腹斜筋に正常に働いてもらうには、具体的にどのように動作すればよいのか・・・「身体を傾けた側の坐骨で姿勢を維持する」です。
側方重心移動について分析した報告文の中で体幹筋の側屈として3種類のパターンを取り上げてました。
[端座位における側方重心移動動作の運動学的分析]2ページの[方法]に「側方への重心移動動作は」
1)移動方向への体幹筋側屈(lateral bending LB)
2)移動方向と逆方向への体幹側屈(reverse lateral bending RLB)
3)混合型(combined lateral bending CLB)


[脳血管障害片麻痺患者における筋短縮が筋緊張異常に及ぼす影響]ココで度々取り上げた論文です。
7ページの[理学療法とその経過]に・・・

「~体幹筋に対して2種類の運動療法を実施した。
第1の運動療法として麻痺側内腹斜筋上・下部の筋短縮に対して筋伸張を実施した(図7-a)。
第2の運動療法として麻痺側内腹斜筋の筋緊張低下に対して端座位での側方移動を行い、それと共に歩行時における麻痺側立脚後期から遊脚初期にかけての体幹軽度左側屈・伸展・右回旋による麻痺側腰背筋筋緊張亢進に対しても端座位で筋伸張を実施した(図7-b)。」

「まず側方移動では端座位で治療者は一方の手で麻痺側肩関節を外転位で保持させ、移動側の腹部は伸張を得やすいように移動側上方に誘導し、もう一方の手で非麻痺側胸部に手をあて両側の坐骨結節に体重移動させるように体幹の側方移動を行った。
この時、反対側腹部は収縮を得やすいように移動側下方に誘導した。
このようにして両側から端座位における体幹筋の側方移動時に必要な筋活動を選択的に学習させることにより、体幹筋筋活動の正常化を図った。
次に筋伸張は側方移動と同様の肢位で麻痺側へ体幹の側方移動を行った時に麻痺側腰背筋に対して行い、正常な運動学習を行わせると共に荷重時での筋緊張異常を軽減させることを目的として行った。これらの運動を週1回(60分)を15週実施した。」
=====

対象の患者さんは右片麻痺なんですよね、この報告文ではPTさんが介助しながら動作をしてもらってますが側方重心移動は一人でできる動作なんです。もちろんPTさんの手技による筋伸張を一人で行うのは無理・・・。
要は冒頭に書いた「側方への重心移動動作」のRLBを動作しなさいということです。

上記の内容が「選択的な筋活動の獲得を目的とした運動療法」ということです。

ぴーくすは左肩麻痺なので左の骨盤に体重移動し左側の体側を伸ばすように「伸張」すると同時に右側体側を側屈させる動作をしてます。

もう一つ大事な動作。認識を改めて再開しました。
それは「お尻歩き」です。これ、カイロプラテックの先生が骨盤回旋に対して効果があるとしてお勧めしてる動作です。

毎朝布団から出る前にたったの2往復やってます。
畳みや床の上で動作するならタイミングを選ばないんですけどね・・・。
起き掛けは腰周りの筋肉もリラックスしてると思うので効果的かも・・・

以前はわき腹のツッパリを意識して引き伸ばす方向(右への側屈)だけを繰り返してましたが、ちょっとだけ方向転換しました。

2012年10月23日火曜日

装具の不具合


使い出して10ヶ月目にとうとう装具士に面倒をかけてしまいました。
装具の不具合って書いてしまうと曲解や誤解しそうだったので書けなかった・・・
列挙してみる・・
1)使い出して二ヶ月未満で金属支柱のジョイントボルトの緩み。
2)同じ頃から足関節継ぎ手の締め付けリングの緩み。
3)使い出して6ヶ月過ぎた頃にアブミの変形。
4)アブミの変形で油圧ダンパーの作動部の摩擦/切削。

3.のアブミに2.の足関節継ぎ手は接続されてて、金属支柱に固定された油圧ダンパーを介して足関節継ぎ手に接続されてるので、この足部のどこかが弱くて不具合が出ると「歪」として次第に広がっていく。

金属支柱のジョイントボルトの緩みは締め直し、緩み止め代わりの瞬間接着剤で二度と緩まないようになったけど、可動部の締め付けリング部は常に回転応力がかかるので緩みやすい。
このリングにも緩み止め代わりの瞬間接着剤で済ませてたけど、油断してました。
いつの間にかに70%緩んでしまいガタツキが酷くなったと気付いたらもう手遅れでした・・・。治療具としての機能は優れてるけど、組み立て者のモラルを疑いたくなる一件です。
緩むと解ってて何も対策取らないってさ・・。
ある意味、「先見の明」があるよね?無駄なリピータいっぱい作ってさ・・・

このまま使い続けてると変形はさらに進むと考えたのでぎりぎりの気持ちで装具士に見てもらいました。装具士いわく・・
「あぁ~逝っちゃってますね。じっくり直したいので預かって貰っていいですか?」
「1日あれば治せるのであさってお渡しします。」「(帰り)大丈夫ですかね?」

ぴーくすは大学病院の長い通路を装具無しで戻ったんだけど足ヨレヨレでした。
初めて装具無しで長~い距離を歩いたんですよ。
膝の過伸展は改善されてるけど足首ガ頼りないし「やや」内反気味なのを改めて確認しましたよ。

2012年10月22日月曜日

GS(ゲイトソリューション)の効果?

4月19日にこんなこと書いてました・・・・
[膝過伸展]
「下腿の後ろへの蹴り上げは脹脛と太腿の裏が付くくらいの状態を10とすれば3弱だと思います。
しばらく前は蹴り上げの動作を意識しても難しかったです。0~1でした。
膝の動きに関しては膝歩きしかやってませんのでたぶん「膝歩き」によって太腿裏の筋肉が刺激された結果だと思います」

蹴り上げ動作は全く意識してこなかったのにいつのまにかに5を達成してました。
ですが・・・かなり努力しての「5」なので立位ではキツイです。立位でこの動作を続けると腰付近の負担が大きいです。
人の体の仕組みはジグソーパズルのようなもので一つ間違ってるといつまでも完成しない。ところがツボに嵌るといやでも好転していく。そんな気がしてます。

低屈制動を適切に調整すると下腿三頭筋、前徑骨筋、大腿二頭筋と好転連鎖するかもしれないね?

2012年10月21日日曜日

装具無しで気付いたこと


装具の足関節継ぎ手部の不具合で装具を預けることになり装具が無いまま、不安ながらに外出したのですが、あることに気付いてちょっとだけ喜んでます。

ゲイトソリューションの制動力を見直して1ヶ月と20日ほど経過してますが、驚いてます。
何にってか?・・・
歩行時に立脚終期から遊脚始期に移行するとき足関節が背屈運動してるんですよ。
装具無しで歩いても・・・です。

GSの効果はすごいと思います。
当然、自分の下肢の状態に合わせた設定が出来ていれば・・・のことです。

随意で動かせない足関節の伸筋を無理やり動作させて運動させると、随意運動できなくても、その部位の筋力は増強し、思わぬ場面でとんでもない事態を招きます。
随意で動かせない足首で爪先立ちしようとしたり、ペダルトレーナーで足首の煽りをやってみたり・・・絶対やってはいけない動作かもしれないねー

そうそうペダルトレーナーの廻しすぎはもっと良くないかも知れません。
なにしろ、太腿裏の大腿二等筋の付け根にある腱を傷めたから・・・。
だけどペダルトレーナーによって股関節を屈曲させる筋がちょっとだけ回復し歩行速度が退院直前よりは向上してはいるんですよね。

腱を傷めたと気づいてしばらくして、装具無しでちょっとだけ家の中を移動したら痛い所がさらに痛くなったのがきっかけで装具無しでの移動は厳禁としてました。

ところが最近は傷めた腱がやっと完治したようです。散々装具無しで歩いたのにお尻の付け根が痛くない・・・・
半年近くもかかったけど完治して良かった。あれっ?何を書きたかったのかな?

2012年10月20日土曜日

内腹斜筋⑤


「選択的な筋活動の獲得を目的とした運動療法」
「運動療法」のキーワードだけ挙げておく
「端座位における側方移動」
「両側の坐骨結節に体重移動させるように体幹の側方移動」「両側から端座位における体幹筋の側方移動時に必要な筋活動を選択的に学習させることにより、体幹筋筋活動の正常化

「腰背筋群の筋緊張亢進」
「筋伸張は側方移動と同様の肢位で麻痺側へ体幹の側方移動を行った時に麻痺側腰背筋に対して行い、正常な運動学習を行わせると共に荷重時での筋緊張異常を軽減させる」

どうやらぴーくすが入院中に指導を受けた姿勢と動作が肝らしいので実行するのは簡単かも・・・
「坐骨結節に体重移動させるように」・・・この一言が全てですがその動作と同時に体幹の姿勢が重要なようです。
ぴーくすの理解では端座で「両側の坐骨結節に体重移動させるように体幹の側方移動」って入院中に指導された座位バランス姿勢と同じ動作です。

簡単に表現すれば「身体を傾けた側の坐骨で姿勢を維持する」です。」

2012年10月19日金曜日

内腹斜筋④


右足を前に出す動作がし辛くなってた直接の原因は骨盤が右後ろに捩れたことが原因でした。
左右の膝頭の長さが違うように見えたのもこの骨盤の右回旋が原因だった。
端座静止していて、もっとも違和感を感じるのはわき腹のツッパリ感、強張りです。

まさかこのわき腹の強張りも関連してたとは考えても見なかった。
このわき腹で起こってる現象が違和感の本当の原因です。
これまで何度も出てきたのですが、内腹斜筋の筋緊張低下が原因で起こった筋短縮で骨盤が引っ張られ捩れてしまう。骨盤が捩れてしまった状態を「回旋」というらしい。
ぴーくすの場合、左側の骨盤が引っ張られて、頭上から見ると時計回りに骨盤が捩れた状態です。
外観では恐らく右側のお尻が後ろに引いてるように見えるはずです。
外観の変化は微妙なので見慣れた人だけが解るはずです。

健常者を対象とした骨盤回旋の改善には日常生活での姿勢の改善が大前提になるようです。

カイロプラクティクの先生に言わせれば骨盤回旋を修正するのは簡単だそうです。
ですが、回旋の原因となる日常の姿勢と動作を改めないことにはまた捩れてしまうそうです。
片麻痺の骨盤回旋の原因は生活習慣ではなく、内腹斜筋の筋短縮の現象が原因です。
頻繁に取り上げたPDFの2ページの[運動療法]では施術者の手によって短縮した筋を伸張した結果を紹介してます。どうやら引き伸ばせても持続的な効果はないらしい。それは活動してる筋では無いかららしい。
骨盤のねじれを修正できても根本原因を解決してないカイロプラクティクの先生と同じですね。

4ページに
「すなわち、筋短縮を軽減して筋収縮を十分に行える環境を整え、更にこうした筋長を回復し、一次的な筋緊張低下の問題が残った内腹斜筋に対して、姿勢保持筋として活動することのできる筋活動を学習させる運動療法が必要となるのではないかと考えた。」

「内腹斜筋の二次的な筋短縮に対しての筋伸張だけでなく、一次的な筋緊張低下に対して選択的な筋活動の獲得を目的とした運動療法を行った」


「選択的な筋活動の獲得を目的とした運動療法」やっと捜し求めていた文言が出てきました!!

2012年10月18日木曜日

ポリープ検査結果

「どうせ大したことは無い」・・・そのとおりでした。
二週前の内視鏡検査で採取したポリープの細胞診の結果を聞きに近所の開業医のところに行って来ました。
診療開始が9時でぴーくすが9時10分に入って受付済ませたら、もう60人以上待ってる状態でした。
内視鏡と一緒に腹部CT画像から胆嚢に見つかった影について先生は「ポリープ」だと言ってました。
胆嚢内に発生するポリープは良性が多い。
経過観察し、成長するなら次を考えましょう。
となって半年放置することになりました。
「どうせ大したことは無い」
(汗;

2012年10月17日水曜日

内腹斜筋③


横腹の筋肉は内腹斜筋だけがあるわけじゃないのに何故内腹斜筋に限定して筋緊張低下と筋短縮を体幹の姿勢異常に関連付けて説明するのだろうか?
既出のPDF2ページ[対象と方法]:[方法]でこのように説明してました
「この方法からは側腹部に内腹斜筋と外腹斜筋、腰方形筋などの複数の筋が存在するため内腹斜筋のみの筋短縮とは断定できない。」
としながら
~内腹斜筋の筋活動が不十分であると骨盤の安定性を保つことが困難であり、体幹を垂直に保持できず歩行時における立脚相で体幹側屈を呈すると考え、症例の動作を比較検討した上で内腹斜筋について検討することとした。

どうやら様々な現象と要因から「骨盤の不安定」=[骨盤回旋]、「体幹の垂直不保持」=[体幹側屈]などの症例は内腹斜筋の筋緊張低下と筋短縮の問題であると説明してる。
ぴーくす的にはどうでも良い内容だなとは思う。何しろ最初は「後背筋だっ」って言ってたくらいだし、まずは、わき腹のツッパリ感が軽減すればそれで良い。

2012年10月16日火曜日

内腹斜筋②


内腹斜筋①で紹介したPDF:[片麻痺患者における下肢および体幹筋の筋萎縮脳血管障害片麻痺患者における体幹筋の二次的に引き起こる筋短縮が筋緊張異常に及ぼす影響]二次的な内腹斜筋の筋短縮が発生してるのではないかと推測する外観上の状態はは以下のとおりです。
上記PDFの2ページ「対象と方法」:「対象」から抜粋してます
「症例1は右片麻痺。~
静止座位での特徴として体幹軽度右側屈位であり、麻痺側肩甲帯は軽度下制しており体幹は軽度左凸の状態を呈していた。
歩行時の特徴として麻痺側立脚中期に体幹左回旋を伴い右側屈を呈していた。」

「症例3は片麻痺。~
静止座位の特徴として体幹軽度左側屈位であり、麻痺側肩甲帯下制しており体幹軽度右凸の状態を呈した。
歩行時の特徴として麻痺側立脚中期に体幹屈曲・右回旋を伴い左側屈を呈していた。」

「症例4は片麻痺
静止座位の特徴として骨盤軽度後傾・左回旋位、体幹軽度左側屈位、麻痺側肩甲帯下制位、体幹軽度右凸の状態を呈した。
歩行時の特徴として麻痺側立脚中期に体幹軽度屈曲を伴い左側屈していた。」

ぴーくすは左肩麻痺。
静止座位の特徴として膝頭より低い椅子に腰掛て両足をそろえると膝頭が不揃いで麻痺側が長く飛び出てる(4センチくらい)ように見えてる。おそらく骨盤右回旋位のためだと思う。
左片麻痺の症例に取り上げらるような体幹の軽度な左側屈位(「く」の字に左に曲がる)はないけど麻痺側の肩甲帯下制位(肩が下がって見える)は僅かにある。
歩行時の特徴としては先日書いた[わき腹のツッパリ感③]に列挙したので省く。歩行中、左側屈があるかどうかは難しいけど腰付近から伝わる動きからして腰が沈んでしまうような感じがするので、おそらく立脚中期の軽度な左側屈はあると思う。

2012年10月15日月曜日

内腹斜筋①


[片麻痺患者における下肢および体幹筋の筋萎縮脳血管障害片麻痺患者における体幹筋の二次的に引き起こる筋短縮が筋緊張異常に及ぼす影響]度々わき腹のツッパリって表現でこのブログで書いてましたが、少しずつその正体が解ってきた気がしてます。

つっぱりって書いてますが「強張り(こわばり)」と書いたほうが文字から伝わるイメージはぴったりかもしれない。
わき腹のこわばり感がなぜ出てくるのかさっぱり解らない。
というかこれがいったい何が原因なのかを考えようともしなかった・・・これが実情です。
というのは、左わき腹がこわばってるから右体側に側屈すればよいと単純に考え実行してきたことが何も考えなくなった発端かもしれない。

冒頭の研究論文は発症して数年経った片麻痺者の座位姿勢や歩行姿勢が異常な状態に変化していったことを挙げ、その原因を推測し改善しようとした内容です。この中でこう書かれてました。
===
今回、歩行時の麻痺側立脚相における体幹の麻痺側への側屈を認めた複数例の脳血管障害片麻痺患者を担当した。
ここでの体幹側屈とは抗重力に対して十分な支持ができず、体幹が下腹部で回旋などを伴い崩れているような動きである。

その原因として脳血管障害からくる麻痺側内腹斜筋の一次的な筋緊張低下と共に、二次的に生じる麻痺側内腹斜筋の筋短縮も歩行を阻害しているのではないかと考えられた。
===
つまり歩行中に「く」の字に曲がり、同時に「腰」が捩れてしまって歩行姿勢が崩れてしまうのは一時的な内腹斜筋の緊張低下と時間の経過による二次的な内腹斜筋の筋短縮が発生しているのではないかということです。

2012年10月14日日曜日

ぴーくすのボヤキ


特に理学療法士にいいたい・・・・・・。
リハビリで指導する動作の意味をちゃんと説明すべきだよ。
言いたいのはたったこれだけです。
動作の意味も分からないでただ続けさせると、その動作を辞めた後で起きる身体の異常を関連付けて捉えるのにかなりの時間と日数を要する。
健康な人が筋肉のトレーニングをするときは鍛えたい部位の筋肉を意識してトレーニングするとより効果が上がるといわれている
片麻痺のリハビリ動作は深層筋をターゲットにした動作が多いようなので一般の筋トレと混同は出来ない。
だけど特定の動作によって連鎖して改善される部位の説明があれば単調な動作に意味付けできてリハビリとしての取り組み方にも意識して動作するのでより効果が上がるのではないか?

2012年10月13日土曜日

わき腹のツッパリ感③


このブログで初めてわき腹のツッパリ感を書いたときに『ツッパリとか違和感を感じてるのは「広背筋」だと思います。』とか書いてましたがツッパリを感じてるのは「後背筋」ではないようです。ひょっとしたら『内腹斜筋』かもしれない。
理学療法系の報告論文で頻繁にに『内腹斜筋』が取り上げられるのは体幹の姿勢に関わる部位の筋肉だからなのかな?後背筋は肩関節の伸展や内旋、内転だけに関わる部位の筋肉なので、・・・まぁ上肢のリハビリにもっと集中するようになったら注目すべき筋かも知れないです。
::::::::
片麻痺になると、この内腹斜筋の機能の変性によって姿勢が崩れたり、骨盤が回旋するようです。
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突然だけど、入院中のことを書きます。
退院目前の4週前からリハビリ病棟の廊下を利用してPT付き添いで時間外の歩行訓練を繰り返してた頃、気付いたんですよ・・・
何故か健側の右脚を前に出す動作が非常にし辛い。ズボンが擦れて突っ張ってる感じで動作を制限された印象がありました。
確かに当時は脚力の低下もあり、ズボンが摺れるだけで動きづらいほど疲れてるかもしれない・・・と思ってました。
残念ながらぴーくすの担当PTに申告しても同様な意見をされて「疲れが出てるようなので・・」と歩行訓練を即終わったりしてました。
::::::::
今思い返せば実はこの時、骨盤が右後方に捩れてたんですよね。
経験の浅いPTだったし、不安定な歩行を繰り返してたのでほとんどぴったりくっついて付き添ってたので歩行姿勢や腰の動きを5、6歩離れた位置から観察できなかったのが一番いけなかったと思う。
早期に気付いてくれたら「ズボンが突っ張る」との申告だけで退院までのリハビリの内容が変わってたと思う。

入院中、同室の入院患者に「左の膝が長いんだよ!」とか話してたのを覚えてます。
これは最近もありますがズボンとかゆったりした服を着てると気付かないけど風呂場で腰掛けてると解ります。
明らかに健側の右腰が後ろに回転し左側の腰骨がが前に出て、左足が長く見える。
今までは漠然と見てたのでこのことが何を意味し、どこに影響を与えてるのか全く考えなかった。
ちょっと飛躍するような内容だけど、内腹斜筋の変性⇒骨盤回旋⇒異常姿勢⇒異常歩行です。

2012年10月12日金曜日

上肢のリハビリ②


完全麻痺として廃用認定された左腕なので実用手を目指してるわけでは無いですが、肩周り、肘関節、手首、指関節の筋短縮、筋萎縮や痙縮などから進行する拘縮という現象とか関節組織ににコラーゲンが付着し関節の曲げ伸ばしが制限されてしまう現象・・・そんな現象を招きたくない。

度々思い出すけど入院中のOTの一言
『○○さんは肩まで挙がれば良いよね?』確か、急性期病棟からリハビリ病棟に転棟し一ヶ月経過した頃だったと覚えてます。
このOTの度重なる不穏な発言と態度で病院に対する不信感と不安100パーセントの入院生活を強いられたんだっけ

主題の趣旨に戻すけど退院後の肩関節の可動域回復には時間かかってます。
あのOTがぴーくすの入院中に肩関節の動作を積極的な治療方針としてROMに取り組んでいてくれたら,たとえ随意性の無い上肢であっても、他動でも腕が全く挙げられないような事態を招くことは無かったと思う。退院当初は腕については放置に近い対応だったので仕方ない流れだったかな?とは思う。

冒頭で書いたコラーゲンなるものの肩関節への沈着?付着?が原因で他動でさえも腕が挙げ辛く関節が硬くなった感じがしてました。
幸いにも他動で肘挙げの動作をしても「強い痛み」が伝わってこなかったので続けることが出来た気がします。

徐々に発症前の関節の柔軟性?をある程度は他動作の上げ下げで抵抗感の無いくらいにもっていきたい。

随意で動かせる腕ではないのでリハビリと言っちゃあ大袈裟すぎますよね?
退院時は肩より上に挙がらなくなった腕をぶら下げて帰って来たわけですが、徐々に肩関節可動域を拡げることが出来たのは間違いないです。

全く仰向けになるか運転席のリクライニングシートを倒せば重力に抗するにも無理しないで簡単に肩より上に上がるようになってます。端座した状態では腕の重みと重力それに、腕を挙げようとする動作で反応する「腕を下げよう」とするような筋の働きもあるような気がします

座位や端座位では家内に腕を持ち上げてもらえば簡単に肩より上に肘が挙がるし肘をピンと伸ばしてもらい真っ直ぐ頭上に差上げる他動動作も無理ないです。

今後は肩甲骨も含めて肩関節周りの筋の短縮や萎縮を懸念するけどとりあえずは他動で関節の動きを出せてるので思いもしない事態を招く事にはならないとは思ってます。

この他動での腕の上げ下げをしてもらう前にとても大事な準備運動がある。それは肩、肘、手首、指のストレッチ。
床に脚を伸ばした座位のままで床に手を突いて肘をピンと伸ばし肩関節に体重を載せるような動作はとても重要だと思います。
肩関節周りの緊張し収縮した筋を引き伸ばすので他動で腕を挙げる動作が楽になる。
「床に手を突き肘を伸ばす」簡単な動作ですが、いかんせん麻痺した腕のことなので腕を伸ばそうとするだけで勝手に反応し指を屈曲するので「手を広げて床に突く」までが結構時間がかかる。
当然のことのように手を広げて突くまでは単独では出来ないのでぴーくすは家内にやってもらってます。
家内には手の甲を擦って指の屈筋の緊張を和らげる作業からはじめてもらうのがお決まりです。
なぜ自分で指の緊張を和らげられないか?
健側の腕で患側の手をいじるとやたらと緊張するから・・・・
これは連合運動のひとつだと思ってますよ!
だから家内がぴーくすの掌を広げて床に突き、肘を伸ばすまではじ~っとおとなしくしてるわけです。
形が出来上がって以降は一人で心ゆくまで肩関節や肘、手首、指のストレッチを続けるだけ・・・
長くて10分くらい、たいていは5分くらいで十分だと思う。

大雑把な言い方ですが「末端から順番に解す」考え方が必要です。
「手を広げて床に突き、肘を伸ばす」だけではないです。
手を突く位置も大事、・・・なぜなら床にお尻をつけ両足を伸ばした姿勢で肩関節に荷重しなければいけないから・・・。
手を突く位置は股関節の直近で指の方向は体側線に直角に近い向きが手首へのストレッチにも効く。
手を突く位置が膝頭に寄ったり、指の向きが体側線と平行だったり、手を突く位置が体側から離れ気味だと効率の良いストレッチ効果は得られない。
結局は腕の上げ下げだけのために準備運動として15分消費し、上げ下げに5分くらいかな?
半年前は3日とか5日おきくらいにやってたけど最近は毎日夕食後にはかならず実行する習慣になってます。

ぴーくすとしては廃用手であっても日常生活動作に支障をきたすような肢位にならなければ良いと・・・肩関節が固くなったり、肘関節の屈筋が短縮して腕を伸ばせなくなったりしなければ良いと考えてる。
関節が固くなるようでは万一の転倒で骨折は免れないのではないかと思うので二次受傷災害予防の意味でも上肢のリハビリは続けるべきだと思う。
てか現状維持以上の効果を期待しながら廃用手のメンテナンスを続ける気になってますよ!

2012年10月11日木曜日

腕帯の圧迫感


退院して血圧を測るようになって久しいのですがたまに健側の腕に腕帯を締めて測定します。
健康な?右腕に巻いてもらうと血流を止めるための圧迫感がスゴク強いってことを度々再認識するんだよね。
たいていは麻痺した腕に自分で腕帯を通して測定してるので圧迫感を感じることは全く無かったんですよね!
だって感覚も完全麻痺してるので圧迫感を感じ取れるような状態ではないです。
退院して間もない頃、ストーブを前にして屈んでしまい、麻痺腕の小指付近がストーブの天板に触れたときは「アッヂ~」でした・・・。
よく解らないですが同じ皮膚感覚でも様々らしい
つい一週間くらい前からですが「あれっ?」と思うようなことが続いてます。
血圧測定のために麻痺腕に腕帯を締めると「僅」に「圧迫感」を感じてます。
僅かな圧迫感だけど「驚き」のような妙な気分の最近です。

2012年10月10日水曜日

最近の血圧


すっかり寒くなる前のこの時期の血圧です。
この数ヶ月の間、血圧は比較的安定してました。
最初に処方された降圧剤は3種でしたが、血圧の管理手法が定着するに伴って1種減らしました。
結果として下がりすぎのような現象は消え副作用らしき就寝中の息苦しさや呼吸困難?も無くなった。
年内には主治医を大学病院から開業医に変更するのでこの先、処方される降圧剤の種類とか内容が変わるかもしれない。
発症以来飲み続けてきたアーチストとアダラートそれにタケプロンによって肝臓がダメージ受けてるらしいので容量を減らすか剤種を変更するでしょうね。
不快感を覚えるような胸部の痛みとか頭痛さえ出なければとりあえずは何でも良いかな?

アップした画像は昨日までの記録です。
過去4週間を通した平均値118(最高血圧値)/84(最低血圧値)で標準偏差変動率4.7/5.5なので比較的安定してると思ってます。

2012年10月9日火曜日

玄関の上がり框25センチ


出かける準備で靴を履く動作のために一旦は床に腰を下ろし、ぺったりお尻をつけて座る。
そこから框ににじり寄って足を下ろし靴を履く。
これが退院したころ繰り返してた外出のための動作。
それから立ったまま直接土間に足を突くことを覚え、膝と踵から伝わってくる衝撃が気になってたので、何か土間用に使えるクッションは無いかな?としばらく思案してました。
思いついたのが風呂場の入り口にある発砲ウレタン製の安価なマット。使ってみると思った以上に適度な反発力があって患側踵から土間に足突きするときの衝撃を受け止め吸収してくれる。

玄関に発砲ウレタン製のクッション材を使い出してからあっという間に半年が過ぎた気がします。

段差を健側から降りる能力は無いのでいつも患側から先に降ろすのですが框の高さ25センチは低いようでかなり高い。框のに立って麻痺した脚を土間に突く動作は、支えになってる健側の脚にとってはゆっくりした動作ながらもすごい荷重に耐えてる。

踵を土間に突いた瞬間の衝撃をできるかぎり少なくするため、患側足は出来る限り土間面までの高さを低くする。
ジワッと降ろして土間面に踵が着くならソレに越したことは無いけど、目視では10センチほど届かない。だからその高さから一瞬ではあるけど膝関節、股関節、踵で体重50キロ超の衝撃を吸収してる。
ソレも片側の足でだ・・・
発砲ウレタン製のクッション材はそんな衝撃を出来る限り吸収してくれてます。
だけど過信してはいけない! 

框の高さ25センチから直接踵を突いたりすると、毎日のことなので遠からずどこかに痛みが出るハズ。

だけどね・・・
足関節を自在に底屈できて足指関節を伸展できるなら、着地の衝撃は足関節の背屈動作で吸収できるのでクッション材など要らないんだよね~。
「いらない」って・・・強がりを言ってるのか?
足関節を自由に動かせないぴーくすは焦りを感じてます。

2012年10月8日月曜日

剣道の師範


「この人ね剣道の先生だったのよ!」
8年前くも膜下やってね・・・・」
「最近10メートル歩けるようになったのよ!すごいでしょ?」
初めて知り合ったとき車椅子に補助板付けててその上にギプスで固めた左足首を載せて膝を伸ばしたまま移動してました。てっきり話せると思ってたのですが、ぴーくすの話は理解してたのですが残念ながら話す能力を失ってました通所でリハビリを続けてたそうですが施設内で転倒し足首を骨折したとのことでした。
いつも奥さんらしき人がそばについてたので大雑把な話はその方から聞かせてもらいました。
八年前くも膜下出血で倒れ、最近(10ヶ月前の話で)10メートル程度歩けるようになった矢先の骨折らしい・・・・
ぴーくすよりずっとず~っと想像の出来ないほどの苦難の日々を・・・・・
たかが腕が使えない膝が曲がらない程度ならまだまだマシって事だな。
話せること、思考できること、が正常に維持できてるだけまだまだマシな環境だ。
この剣道の先生すごい粘り強いらしくタオルを畳んで筒状に固巻きにしてました。太巻きの寿司のカッコウにです。
車椅子の肘掛に擦れて痛みを感じるらしく麻痺した左肘にあてがう為に丸めてたようです
器用に歯で小噛みしながら右腕だけでタオルを固巻きにする技は、ぴーくすにはとても出来ない。
奇麗にキチッと巻くんですよ!ビックリでした。
それにしても8年もかかって10メートル・・・・・・・・。
今頃どうしてるかな?

2012年10月7日日曜日

ドライゼロ・ノンアルコール

朝日のアルコールゼロビールです。
  アルコール分 0.00%  
これアルコールゼロではない気がします。
16ヶ月ぶりにアルコールの入ってないことに安心して飲んでみました。
ちょっと驚いたことに赤くなりました。 
赤くなっただけでなくホワンとした少しほろ酔いの状態になってしまった。
 
清涼飲料水飲んだだけで顔くなるのは何故?

僅かながらにアルコール入ってるのでしょうか?
それにしても・・・・弱くなった
今では完全な下戸に成り下がった気のするぴーくす!

常飲者に言わせれば「物足りない」らしいけど・・・  
ひょっとして常飲者だけでアルコールゼロビールを企画し開発したのだろうか?  
まったくの下戸はゼロビールに関わってない?  
だとしたらビールらしさを出すために僅かなアルコールを混入させていても不思議ではないねぇ!
アサヒのドライゼロ・ノンアルコール広告には何か有る気がします。(意味深・・・

2012年10月6日土曜日

胆嚢に影


先日の腹部CT検査で一箇所だけ先生に指摘された。
胆嚢に円形の小さな影があると・・。
画像見せてもらいました。
γ-GTの数値が高いのもコレのせいかも・・・・。
今度先生に会ったら胆汁の出口と影の大きさを教えてもらおう・・・・たぶん胆汁の出口を塞ぎ気味な位置にあるはず。
だけど胆汁の出が悪いんじゃぁいろいろ面倒だな~・・・。
右上腹部の痛みはこの胆汁の分泌が塞がれたために出た痛みかもしれない。胆汁は十二指腸に流れてきた胃酸を中和するんだよね・・・・
もし今後、玉ねぎを食べる量に関係なく球部の痛みが出たら胆嚢の機能を疑ってもいいんじゃないかな
肝臓の機能が衰え胆嚢も・・・・ちょっとです。

2012年10月5日金曜日

右上腹部痛⑤

一年以上も血液検査を放置した大学病院は批判されるべきです。降圧剤の副作用を全く考慮しないし、問うてこなかったのは疑問です。
本人が気づいてても重大な事態になるとか痛みを訴えるとかしない限り大学病院側は患者を放置することを理解した気がします。

先日採血した結果ですがGOT126(10~40)、GPT65(5~45)、γ-GT210(男性75以下)となってました。

そのほかの検査16項目は全く問題ないので書きません。
検査結果見てちょっとダークな気分です。「経過観察が必要なので定期的に採血する!」と宣言されてしまいました。
今回の件で主治医を取り替えることを検討するようになりました。
近くの開業医はこまめに対応できるしちゃんと考えてくれる・・・。

ぁあ!本題のおなかの痛みですが、玉ねぎの摂取量減らしたら解消しました!医師に「内視鏡検査で異常が無いので原因が解らない」と言われたのを受けて今回の痛みの原因を話したら大きくうなづいてくれました
とりあえず右上腹部痛は完結ですね(大笑!
今後は肝機能に注目します、

2012年10月4日木曜日

右上腹部痛④

入院先だった大学病院から、一度も血液検査を勧められなかったのは疑問です。
大学病院はこまめに対応しないのでやはり近所の開業医の言うとおり批判されるべきです。
ということで先日採血した検査結果の確認と内視鏡検査とCT画像検査を済ませてきました。
胃カメラと聞いてちょっとあきらめ半分で行ってみたら、見回した壁の張り紙案内に「鼻」から入れるとあったので少しほっとしました。
内視鏡検査、初めての経験です・・・・
やたらと飲まされ、やたらと鼻の中に何かを噴霧され、別室で鼻に綿棒のようなものを差し込まれたまま10分ほど待たされ、綿棒抜けたと思ったら、綿棒の親分のようなものを差し込まれさらに5分待機した。
看護師さん迎えに来て綿棒の親分を鼻に挿したまま別室に移動し、患側を下にして横向きになった。
しばらく待って先生が来て鼻に管を挿しこむのですが「ココから先入っていかないね~♪」と言う。
痛みが無かったのでちょっと無理して鼻の通路を通過してもらいました。
鼻から入れる内視鏡って思ってたよりはすごい簡単な検査だと思う。
負担が無いんですよ!
横になったままモニター画像見られるのは安心する。
胃の幽門を抜けて十二指腸の始まりの部分「球部」まで降ろしてもらいましたが、異常は無く綺麗な状態でした。胃の部分に戻って小さいポリープを見つけたので「細胞診」検査用に毟り取ってくれました。
一個しか見当たらなかったポリープだけどもっといっぱいあっても不思議ではない。
このポリープの検査結果は2週間後だと知らされた。
「どうせたいしたことは無い」

2012年10月3日水曜日

歩数計


確か3月頃に購入したタニタの歩数計。
加速度センサーなるものを内蔵しており、人の歩行を正確に判断しカウントする。
ただの揺れなのか、人の歩行特有の特定のリズムなのか?
さらには7秒以上の特定のリズムが発生したときだけ7秒前にさかのぼってカウントしてきた歩数を表示しカウントを継続する。
健常人が使用するならその機能を発揮する・・・
健常者がポケットに入れてもバッグに仕舞っても歩行してるならちゃんとカウントしてくれるのに正常な歩行パターンのリズムテンポが無いとカウントしてくれない。
なんとかカウントしてくれるようにと工夫したけど、結局工夫の方向が悪くて使い物にならないと判断し使わなくなった。そのときの工夫ってやつが、歩行時に振動と加速が出る下肢、足首の上に平ゴムで「ぶら下げる」ことでした。
平ゴムで輪を作ったので足首に通すとずり落ちることは無いのでブラブラした状態だったけど「落ちないからOK」の判断だけで使ってみたらそこそこにカウントする。
今になって解ることだけど足首にぶら下げたままでは不規則な動きとなってカウントしたりカウントしなかったり・・・。使わなくなって半年近く経った今・・・
使い物にならない状態になるよう工夫して使ってたのを今更ながら気づいた。先日思い立って長下肢の支柱、足関節継ぎ手の上のほうにマジックテープで半固定(着脱自在)し、万一の落脱のために平ゴムの輪をそのまま流用した。
本来の健常な身体なら腰だろうがポケットだろうがバッグの中だろうが、身体と一緒に移動してれば特定のリズムと瞬間的な加速があるので歩行として検知されカウントされる。
手で持って歩くだけでカウントする
ところが片麻痺の歩行はカウントしない。上下動のある腰でカウントしてくれたら良いのに・・・
ということでそこそこに振動と瞬間的加速のある下肢の末端近くの足首付近が最適だと・・・
ズボンのすそを軽く捲りあげて見える位置にあるので面倒だけど仕方ない。
以前はブラブラが不規則すぎて使い物にならなかったけど、支柱に固定したらたいていはカウントされるようになった。健常者と同じ様にカウントするので少しは「人」に近づいた気分だ。
ぴーくすが人に近づいたんじゃなく歩数計の使用環境を(以下略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だ。

2012年10月2日火曜日

右上腹部痛③

痛みの原因が何なのか、つらつら考え続けて・・・・
あの痛みは間違いなく多く分泌しすぎた胃酸が原因。
何よりも胃酸抑制剤のタケプロンを服用すると小一時間しないうちに治まることが「胃酸」と思う根拠。
服用中の降圧剤だけでなく胃酸分泌過多を誘発してるのは他にもあるはず・・・・
と考え、硫化アリル(玉ねぎ)に行き当たった。

玉ねぎの生スライスはこの7月から欠かさずに摂取してきた食材。
脳梗塞になりやすい体質でもないのに血液のサラサラ効果を期待して食べるようになった。
実は家内が血栓の出来やすい体質なので改善してあげたいと思い、取り組んでる食材です。
この玉ねぎの硫化アリルの摂取過多が消化液を異常分泌させてるかも知れない。
硫化アリルは、胃の消化液の分泌を高め、胃のはたらきを改善し、食欲を増進させる作用があります」
適度な摂取なら胃酸も適度に分泌され食欲が増す。
「消化液の分泌を高め」るそうだけど「過ぎたるは猶及ばざるが如し」でしょうか?
日によっては薄くスライスした生の辛い玉ねぎを毎食50グラム以上摂ってたのは間違いない。先日、午前中からうっすらと右上腹部が痛み出した日の朝も多く食べてました。

消化液=胃酸と考えても大きくは間違ってないので生玉ねぎの食べすぎによって胃酸が必要以上に分泌された」と思ってます。
しか~し!
胃酸抑制剤のタケプロンを飲んでるので胃酸の分泌は抑制されてるはず・・・?
降圧剤だけなら一日一回一錠のタケプロンOD15mgで事足りるけど想定外の胃酸分泌過多につながる玉ねぎを食べ過ぎたのでは均衡が崩れても仕方ないかも・・・・?
ということで玉ねぎが原因だと気付いたので一食分で食べる量を減らしました。
全く摂らない訳にいかないので箸で小さく二つまみ分くらいの量だけ・・・
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玉ねぎの摂り過ぎによる消化液分泌過多が十二指腸球部に出る痛みの原因なら食べる玉ねぎの量を減らすだけで痛みは出なくなるはず・・・
今日の晩御飯の分から今までの半分以下、3分の一くらいに減らしてます。
気分的に物足りないけど仕方ない。
明後日、胃カメラとCT撮るそうだけど今回の痛みの原因は生玉ねぎの食べ過ぎかもしれないと解った気でいるので他の部分で異常が出ないことを期待したい。

ところで
玉ねぎをスライス⇒水に曝さない⇒タッパーで冷蔵庫保管⇒そのまま食べる。⇒血液サラサラ効果
水に曝すと水溶性の成分が流出&スライスやカットした直後に加熱調理すると必要な成分は熱分解。⇒血液サラサラ効果も失われる。
スライス後、常温で15分ほど空気中に曝しておくと熱分解しない組成に変わるらしい。
従って辛味がダメならカット後しばらく放置してから加熱⇒辛い味が消え甘味が強くなる&血液サラサラ効果。

2012年10月1日月曜日

嚥下障害の改善

嚥下障害の改善 何か食べながらとか飲みながら笑ったり話したりすると気道に異物が入り込んでしまい咽返ってしまう障害です。
寝てる最中に唾が気道に入り込みひゅーひゅーと窒息しそうなことも何度もありました。
14日くらい前かな?この嚥下障害の改善方法を放送してました。
短時間の間に3回唾を飲み込む動作を一日のうち6回程度続けるだけで嚥下障害を改善できるそうです。
短時間ってうろ覚えですが、確か1分とか30秒だったと思う。
そう言えば意識して続けて唾飲み込めなかったんだよね・・・・脳血管障害の後遺症って身体中のいたる所で影響してるんだろうね。
身体の右側は麻痺して無くても厳密には正常ではないらしい。
飲み込みの不便な喉でリハビリなんてまったく意識しなかったのに前向きに嚥下障害を改善してやろうなどと考えてます。
放送見たその日から唾の飲み込みを意識するようになってますが、以前はなにか支えたような感じですんなりと飲み込めなかったのが最近は立て続けに飲み込めるようです。
たったこれだけのことで嚥下障害が改善できるなら嬉しい限りです。