QLOOKアクセス解析

2012年10月15日月曜日

内腹斜筋①


[片麻痺患者における下肢および体幹筋の筋萎縮脳血管障害片麻痺患者における体幹筋の二次的に引き起こる筋短縮が筋緊張異常に及ぼす影響]度々わき腹のツッパリって表現でこのブログで書いてましたが、少しずつその正体が解ってきた気がしてます。

つっぱりって書いてますが「強張り(こわばり)」と書いたほうが文字から伝わるイメージはぴったりかもしれない。
わき腹のこわばり感がなぜ出てくるのかさっぱり解らない。
というかこれがいったい何が原因なのかを考えようともしなかった・・・これが実情です。
というのは、左わき腹がこわばってるから右体側に側屈すればよいと単純に考え実行してきたことが何も考えなくなった発端かもしれない。

冒頭の研究論文は発症して数年経った片麻痺者の座位姿勢や歩行姿勢が異常な状態に変化していったことを挙げ、その原因を推測し改善しようとした内容です。この中でこう書かれてました。
===
今回、歩行時の麻痺側立脚相における体幹の麻痺側への側屈を認めた複数例の脳血管障害片麻痺患者を担当した。
ここでの体幹側屈とは抗重力に対して十分な支持ができず、体幹が下腹部で回旋などを伴い崩れているような動きである。

その原因として脳血管障害からくる麻痺側内腹斜筋の一次的な筋緊張低下と共に、二次的に生じる麻痺側内腹斜筋の筋短縮も歩行を阻害しているのではないかと考えられた。
===
つまり歩行中に「く」の字に曲がり、同時に「腰」が捩れてしまって歩行姿勢が崩れてしまうのは一時的な内腹斜筋の緊張低下と時間の経過による二次的な内腹斜筋の筋短縮が発生しているのではないかということです。

0 件のコメント:

コメントを投稿