原付バイクで
安全確認しないで左折したら
右方向から直進してきた乗用車に
接触して転倒し
左側の腰付近にヒビが入り、左手首付近を骨折?し
救急車で運び込まれたそうです。
この人に出会ったのは私がリハビリ病棟に来て3週目だったと記憶してます。
最初は車椅子。2ヶ月経ったころには杖突いて恐々ヒョコヒョコ…。
3ヶ月目近くになって慎重に杖突ながら退院していきました。
これは今年で71歳になる元気なおばあちゃん(大○○さん)のお話です。
OTが「大○○さんの回復が早かったのは毎日あの階段を上り下りしてたからだと思う」・・のようなことを話してました。
とにかく元気で積極的なおばあちゃんです。
この積極的なおばあちゃんが転棟してきたばかりの頃、夜の食事が済んで小ホールでたむろしてると「まだ時間早いから・・・」と慣れない車椅子を漕いで男のグループの中に割り込んでくるんですよ。
そのうちに私を探して廻るようになり、何かあるたびに話しかけてくるようになりました。
お話の好きな人でしたが他人の悪口めいた言葉は一切出さず終始ご自分の身の上話をしてくれました。
その話の内容がいつの間にか最近起こってることの相談事になってて引き込まれてしまいました。
私は・・・そのおばあちゃんに・・・悩み事の相談相手に選ばれてしまったのですよ。
悩み事って言うかその時々で変わったのですが、気になってしまった事を訴えてくるんですよね!
悪口にはならないですが、同室の方とのちょっとしたトラブルのこととか、入院費用の工面のこととか…。
私が前に出て解決するわけではないですが、思いとか感じたことを共有して欲しかったんじゃないかな?
なにしろ入院生活は特別な環境です。
病状以外のことで誰に助言してもらえばよいのか?、誰に些細な不満をさらけ出したらよいのか?、誰に不安を訴えたらよいのか?
安心できる人が傍にいなければ難しいかもしれません。
私の気性とおばあちゃんの気性はよく似てました。
一本気でダメなものは絶対ダメ!嫌いなものは徹底して遠ざける!言い出したら聞かない!などなど…
特に対人関係では徹底してました。オープンな性格なのに痛い目に遭うと絶対に近づかない、寄せ付けない気性はそっくりです。
私より先に退院しましたが度々病棟に上って逢いに来てくれました。
人情深いところは私とは真逆と言うか似てないと言うか(笑
バイクには「もう二度と乗らない」と仰ってましたが、いつまでも元気でいて欲しいものです。
決して忘れてはいけない大○○おばあちゃんのことでした。。
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