寝てる最中に患側腕が伸びてしまうことをちょっと前に書いたけどその理由?がなんとなく解ったのでここに書いておく。
キーワードは「同側性連合反応・主に同種」と「太腿裏のストレッチ」
どうやら患側下肢の伸展に反応して患側上肢の伸展が行われるらしい。
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共同運動はリハビリ病棟時代からありましたが連合運動の出現は初めてじゃないかな?
「上肢のBRS
回復段階Ⅰ 随意運動なし。
回復段階Ⅱ 基本的共同運動の出現。連合反応に誘発されるものも含める。著明ではないが痙性が出現。屈筋共同運動が先にあらわれる。」
現在でも随意運動らしい随意運動は全く出来ないけど私が認識できない部分で僅かながら変化してるようです。
BRSⅡで基本的共同運動が最初に出るのは肘関節の屈筋だそうです。
入院先で歩行訓練中に左腕が意思に関係なく肘を曲げ、腕を持ち上がったのは大変な驚きでした。
就寝中に腕が背中に回りこまないように腹の上に置いて寝るようになったら翌朝起きるまで肘は曲がったままでした。
寝込んでしまって、横向き寝でも腕の位置が変わらなかったのは力強い肘屈筋の共同運動のせいだ理解してます。
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連合反応(associated reaction)とは
「中枢性の麻痺に現れる原始的運動反応で体の一部の筋に強い力を働かせると、他の部分に筋収縮または運動が誘発されること。」
「上肢の屈曲→下肢の屈曲 下肢の伸展→上肢の伸展」
>>他の部分に筋収縮または運動が誘発され、下肢の伸展は上肢の伸展に・・・・
ただし「強い力を働かせると」そうなるということ
強い力といえば横向き寝から仰向け寝に変わっても患側の膝関節はまっすぐ伸びないで曲ったまま・・・・
太腿裏の筋肉を解さないで寝てしまうと、寝入ってる最中に膝を伸ばす動作で目覚めてしまうのは強い力で膝を伸ばそうとするから。
よくよく思い返してみると太腿裏のストレッチをしっかり行わなかった日に限って腕が伸びきる現象に遭遇してる。
BRSの説明によると患側の徑性は回復の程度に合わせるように強くなるらしいし、実際に太腿裏の徑縮は強くなってると思う。
日中の活動がどの程度のものであっても、寝る前までににしっかり大腿二頭筋をストレッチし筋の緊張を解してあげることが安眠の秘訣だし、腕を気にしなくても済む。
大腿二頭筋のストレッチは立位でも出来ますが片麻痺者の筋緊張を解すには立ったままでの動作では不十分だと思う。
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腰掛に座り腿下にゴムボールを挟むと球体ゆえに安定性が無いので手ごろな大きさの丸型ケーキカップを流用してます。
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流用てか愛用ですよね? |
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