二年前は闇雲に回した結果がハムストリングスの微細断裂でした。
痛む場所からこの微細断裂は半腱様筋の起始、坐骨の縁付近で起こってました。
ペダルをクルクル回す単純な動作ですがぴーくすには時期尚早でした。
以下の四点は当時外見で判る不都合でした。
1)ペダルに乗せた足がドスンと床に落ちる。(膝の屈曲と大腿の姿勢維持)
2)かかとがクランクアームに接触する。(下腿の自動回旋)
3)膝頭が左右にぐらつく。(大腿の内外転の拮抗)
4)膝伸展で膝の緊張力が消えガクガクと繰り返す
久しぶりに使ってみたらこの1から3はほぼ解消されてました。
自転車のペダルを回す動作は大腿の伸展と膝の伸展(踏み込む)、大腿と膝の屈曲(引き上げる)の繰り返しです。
ペダルトレーナーも股関節からクランクシャフトまでの間隔を離せば膝と大腿は伸展と屈曲を繰り返します。
上記の4)についてですが二年前は膝が安定してなかったためペダルを斜め下方前方に踏み込む動作で膝頭はガクガクしてました。
現在はどうかな?と思い試したら微妙にカクッとしてます。
股関節のほぼ真下にクランクシャフトを配置する自転車型のトレーナーを使うと膝が不安定であっても、下腿を重力方向に任せる運動になるので膝頭のガクガクは気づきにくいし気にしないかもしれないです。
ですが多分、上記の2)は気づくはずです。
今後続けるかどうか考えながらこの四,五日間使ってみました。
使いすぎなければ良いのでは?といった印象です。
一回あたり3分、一日に二、三回利用し続けて見ることにしました。
二年前よりも筋の機能を取り戻しつつある下肢なので、膝の屈曲力、大腿の伸展力には良い影響を得られるかもしれないと考えています。
拮抗する能力がさらに向上してくれたら良いですね。
そのように考えながらも、今でも体幹は完全とは言えないので骨盤後傾した姿勢での反復動作に不安はあります。
腸腰筋と大腿四頭筋の組み合わせに骨盤後傾が加わると脚は上がりやすくなりうっかりすると転倒します。
そんな弊害を回避するためにできる限り脱力を意識してモーター任せの動作にすればどうだろうか?
随意で麻痺脚だけでペダルを回せないので実質的には他動作でペダルを回してる事になるので、中途半端な下肢の機能でグイグイとペダルを踏み込むと健側と患側とでは力のバランスも取れない為に健側は台座を斜めに押してしまいます。
そんな現象が度々出ると中断するし、ストレスの原因にもなる。
モーター任せのペダル踏みは実際に力が抜けてるかどうか判らないですが台座を動かすほどに力は使って無いとは判ります。
台座が動けばモーターの回転力以上に健側の脚力を使ってる証拠だし、麻痺側は正常では無いタイミングと回路を使用してやたらと筋力を発揮させてるはずです。
「関節を正しく使い、筋を正しく使えば回復すべきものは回復すると考えてます。」
この言葉に基づけば力を抜いて反復運動を続けてる内に正常な動作を学習するはずです。
正しいタイミングでペダル漕ぎをできるようになれば少しは歩行に役立つ動作が正しくできるようになると考えてます。
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