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2013年12月30日月曜日

骨盤前傾について

どうやら歩くほうのリハビリに転機が見えてきたようです!
膝の急激な伸展を抑えながら歩けるようになってます。
入院中から回復の目標にしてきたあの「ガックン!」が明らかに改善されつつあり、歩行中の膝は荷重したとたんに強制的に伸展してましたが、最近は立脚中期~でも膝の角度を維持してます。

でもまだまだ股関節の動きが堅いため「スムーズな調和」の取れた歩行とは言えないです。

思い返せば、二年近く前は長下肢装具と杖頼りに、明らかにぶん回し歩行な上にやっと立ててやっと歩けてる状態でした。よちよち歩きの幼児が足元にしがみつくと引き倒されてしまうような頼りない立ち姿でした。
二年前と比べるとほんのちょっとだけしっかりとした腰回りと膝が
戻ってきた感じがしてます。正常な身体能力に近づけるための下準備の基礎の一部がやっと出来上がった気がしないでもないです。

ぴーくすはハムストリングスと膝関節に故障を抱えてますが、痛みへの慣れもあって最近はほとんど気にしてません。
膝は正座すると痛んでましたが5ヶ月くらい前から取り始めたグルコサミンのおかげで良い状態に改善しつつあります。
ひょっとしたら過度な膝立ちで膝頭の何かが砕けたりして痛みが出てるのではないかと考えてるけど、悪化するような状況にならないのでこのまま現状維持できれば不安は無いですね・・・・。

去年5月にハムストリングスのいずれかが微細断裂し、骨盤の出っ張りの付近が痛いためクッション無しでは痛くて痛くて座ってはいられない状態が続いていましたが、ほぼ一年と二ヶ月目くらいに完治した気配でした!

微細断裂した部分は腫れぼったい状態がずっと続いていてそのうち皮膚の表面にザラザラする瘡蓋のようなモノが浮き上がってきていつの間にか痛みも腫れも消えていたのは今年の七月ころです。

ところが喜んでたのはほんの短い期間で九月入ったころに先に痛めた部分からほんのちょっと外側に移動した部分がまたもや微細断裂のような痛みが出たのですよ。

過度な間違ったリハビリはやってないのでその微細断裂の原因はたった一つしか考えられない。
ハムストリングスの「痙縮」ですよ!
最初の微細断裂は後遺症に痙縮が出てるとは知らなかった去年の三月からペダルトレーナーを回し続け二ヶ月目には車の運転中に突然痛み出したのは今でもよく覚えてます。
九月の二回目の断裂は全く思い当るところが無いけど、たぶん暴走気味なハムストリングスをしっかりケアしなかった為か、一本切れたら他の腱が無理し続けてたためとうとうプッツリ切れた・・・としか言えない。

二度目は就寝中でした。
文字通りプチッ!と聞こえたのを覚えてます

でもね、痛み、気にならないんですよ。痛いけど・・・

去年は大臀筋も中臀筋も全く緊張できない状態でお尻を傾けるとグニュッ!とした感じで椅子から滑り落ちる恐怖を味わってました。
当時は「なんで椅子に手摺が無いんだよ?」と本気で考えてましたよ。

今は片尻上げても当時味わったグニュッ!とした不安定な感触は全くないです。

本題の骨盤前傾です・・・
最近杖を突かずに歩く機会を多くしてますが、この杖を突かない(使わないのではない、携えてるけど突かない)行為が膝の急激な伸展を抑える大きなヒントと転機になってました。
膝の過伸展は主に大腿四頭筋が強く働くのが原因ですが、それだけではないです。歩行中に骨盤が前傾してるのか?後傾してるか?によっても大きく違ってくるようです。
大腿四頭筋の起始は骨盤の前の方に、大腿二頭筋は後ろの方に起始があって、骨盤が後ろにに傾くと大腿四頭筋はピンと張り、大腿二頭筋は緩んしまいます。
膝の過伸展の大きな原因は大腿二頭筋が緊張できないということですが、歩行中の骨盤の姿勢によって緊張しにくい状態だったりするわけです。

 ヒトの歩行中の骨盤の姿勢は骨盤前傾が理想だと言われてる所以は骨盤前傾による合理的な歩行の仕組みにあるようです。当然健常者なら骨盤が前傾していようが後傾だろうが、全身の健全な筋の働きによってうまい具合に不都合は打ち消されてます。
スポーツのスペシャリストにとっては骨盤の姿勢は非常に重要ですね。ぴーくすのような比較的重度な片麻痺にとっても歩行障害改善の鍵は骨盤前傾です。
脊椎の姿勢によって前傾、後傾自在に操れる骨盤ですが片麻痺者にとってはかなり難物で理解しがたいものだと思います。
最近気づいたのですが、この骨盤前傾と、杖に頼った歩行には関係があるようです。
杖を頼ると膝が急激に伸展しやすくなって,杖に頼らないと骨盤の前傾姿勢が強調されるようで緩やかな膝の伸展になるようです。
杖を使うと本来機能すべき筋が杖に頼ってしまい結果として膝が急激に伸展するのでは?と考えてます。

参考に書いておきますがぴーくすの使う杖は標準よりも短く、肘を伸ばして腕を真下に下げると石突が地面に触れる程度の短さです。杖は常に足元のすぐそば、踝付近を突いてる状態です。足先より前は突いてません。

話が逸れますが、発症前のぴーくすの骨盤の姿勢はどうだったんだろう?とか考えてみました。
前傾?後傾?
立ち仕事を長時間してると踵が重ったるく疲れた記憶があるので立位では後方重心だったと思います。
後方に重心を移動しがちな骨盤の姿勢は骨盤後傾ではないですかね?
正常な運動機能を持った身体はその生活習慣からくる骨盤の前後の傾きさえもその不具合を吸収するようです。
そんなことを考えてると脳卒中発症し後遺症残ったりすると発症前は気にならない姿勢の癖がリハビリの妨げになってるかも知れないなと思い至る次第です。

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