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2013年8月28日水曜日

踵の引き寄せと足首の底屈

椅子に座ったまま踵を床から上げ膝を伸ばしてみるような動作をすると、床から浮き上がった踵はそのまま床に降ろすことも、引き寄せて降ろすことも出来ないので、ほとんどの場合は健側の足で引き寄せ押さえつけて床に降ろしてました。

踵が上がったまま降ろそうとしないでじっとしてると、やがてじわーっと床に降ろせたりしてました。

これは踵を床から上げる動作だけで下肢全体の筋が緊張してたんじゃないかな?と思う
いわゆる同時緊張ってやつです。健常者なら関節を曲げる筋と伸ばす筋を同時に緊張させれば似たような強ばった状態を作り出せる筈です。

踵を床から上げる動作って言うのは椅子に腰かけてると・・・

1)太股を動かさずに膝だけを伸ばし踵を床から上げる
2)膝の角度を変えずに太ももを動かし踵を床から上げる
3)1と2の混合で踵を上げる

意識しないで踵を床から浮かしたなら膝を伸ばす大腿四頭筋か膝を曲げる大腿二頭筋と大腿を曲げる(太腿を持ち上げる)腸腰筋の連携で自然に上げ下ろしできるはずです。
ですがぴーくすはこれができなかった。

布団の上や床の上で上体を起こして両下肢を伸ばしてると膝を曲げ踵を引き寄せる動作も困難でした。
足裏全体が床に接してなければ立ち上がる動作は無理で、そのために自由な腕で踵を引き寄せ足裏が床に接するようにさらに引き寄せ立ち上がる態勢を整えてました。


入院中リハビリ開始初期から退院直前までずっと続けてた唯一のリハビリがあります。
このリハビリの内容ですが、仰向けでの下肢の屈伸動作なんですよね!

ヒトは立ち上がってると重力の影響を受けながらも腰、膝、足首、足は辛うじて体重を支えてます。
ところが重力の影響を受けない寝転がった状態だと自由にコントロールできないほどに不安定です。

仰向けで麻痺脚の踵を浮かし太腿を真っ直ぐ立て、曲げてた膝を上に向けて伸ばす動作。。。
文字で書けばたったこれだけの動作を退院直前まで一貫して繰り返してました。

いえいえたったひとつだけのリハビリで半年間過ごしたのではない。
いくつかは間もなく効果が出て別のプランに置き換えられた気がします。

腰掛けていてある程度思うように動作できるようになった今、退院直前まで続けた動作は下肢の基本的な動作に必要なリハビリだと理解できてます。

今は踵の引き寄せ、踵を浮かしたままでの膝と大腿の屈伸とかできるようになってます。
下腿の内外旋(つま先の向きを変えること)はままだですが・・・・。

当然たった一つのリハビリ方法で下肢の機能が充実するわけではない・・・・

何が良くて動作が改善されたか解らないけどその部分でずーっと続けてきたリハビリが改善のきっかけをもたらしたことには違いない筈です。

リハビリの効果は目に見えて見違えるように変化していくものではなくて、一進一退を繰り返しながら少しづつ好転し改善していくものだ!とぴーくすは感じてます。

「いつの間にかに!」
これまでできなかった動作がはっきりと「できるようになった!」と思えるようになったことがいくつもあります。

冒頭に書いた「踵の引き寄せ」がそのひとつです。
「膝を組む」という動作もそうです。

足首のことを書き落としてました!
足首は発症二年経過しても自由には動かせずズボンに足を通す動作は足首を伸ばせないので、動かせる腕でズボンの裾を手繰るしかないです。
何しろほぼ直角の足首ですよ

その足首は随意性が低く、床で膝を伸ばした状態では背屈も底屈もままならない状態です。

ところが仰向で膝を立てた姿勢だとじわーっと底屈してくれます。
これ、踵が床に接してると足首は伸びてくれますが、床から離れてると同時収縮のせいか、足首は伸ばせない。

なんでわざわざそんな分かりきったことを書くの?って・・・

実はこれ、布団の上や床の上で上体を起こし脚を伸ばした状態で踵を引き寄せながら膝を立て起こし足裏を床に押し付けて立ち上がる姿勢を取れるようになった!ということです。

動かせる腕で引き寄せたり押さえつけたりしないで!です。

実質的には日常動作で何気なくできる動作とは程遠いですが、腕を使わずに脚だけで立ち上がれる体勢を作り出せるとか、床を手で支えないで脚だけで床から立ち上がれるようになったということですね!

足首の動きにさらに随意性が高くなってくれたら嬉しいですが、現状では望めそうも無いです。

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