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2013年8月30日金曜日

下腿の自動回旋

ほぼ一年前のブログを見るとぴーくすの当時の状態がわかります。

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2012年7月4日水曜日

[階段をを降りる動作について]
http://piqux.blogspot.jp/2012/07/blog-post_04.html

「 この自動回旋がないと下腿は無駄な動作をします。 私の場合、この自動回旋が出来たりできなかったり・・・」
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階段を降りる動作とかしゃがんだり立ち上がったりする動作で下腿が勝手に 回転する現象が出たりでなかったり・・・・

なぜ自動回旋できたりできなかったりしたのか定かではないですが、ハッキ リ言えることは股関節や膝の改善に伴って徐々に不都合な動きが消えていっ た」と言うことだと考えてます。

もう少し表現すると、関節の逆方向への捻れによって回旋が打ち消され、表面上の運動が見えなくなった。と言えます。

専門的には''''膝関節の「軸回旋」'''' と表現されてるそうです。

健常者の下腿で軸回旋を再現することについて・・・

「下腿の回旋は、膝関節屈曲位の状態でのみ遂行可能である。」

「 膝関節にはまた膝の屈曲・伸展運動と必然的かつ不随意的に結びついている自動的に生じる軸回旋が存在する。これは伸展の終り、あるいは屈曲の開始時にとくに生じるものである。膝が伸展するとき、下腿は外旋してくる。」

・・・
『カパンディ 関節の生理学 Ⅱ』「膝関節の運動とその可動域 (2)膝関節の軸回旋」より
・・・
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/256535/214923/66043226

要は麻痺の無い健常な下肢では立ったりしゃがんだりする動作での軸回旋は普通だと・・・・

膝関節の軸回旋はスポーツ関係では「腰を割る」とか「膝を絞る」とかと関連させて表現してるようです

膝関節の回旋は股関節の動きとか骨盤の姿勢とか関係する複雑な内容なので・・・・・・
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しばらく前から傾斜台使うようになって以来、しゃがむ機会がグンと多くなったせいか、爪先の向きが変わる妙な現象の変化に気づいてます。

最近は向きが変わらなくなってます。

たぶん床からの反力を押さえ込もうとする力が付いてきたんだと思う。

床からの反力を押さえ込めば軸回旋は出にくくなるようですが本質的な解決には程遠い気がします。
やはり「股関節や膝、足首の機能の総合的な回復」が必要です。

麻痺側の脚には普段から意識して荷重する事を心がけてないといろいろ不都合なことが多くなるし、この「 膝関節の軸回旋」も発生しがちだと最近気づいてます。

足首の緊張をしっかり解すことによって底屈する力も和らぐのですが、しゃがむ動作で底屈方向への力が掛かってる(尖 足)とどうなるか?

足裏全体ではなく親指の付け根の 拇指球で体重を支えてしまい軸回旋しやすくなります。

このブログを書き始めた頃、間違ったリハビリも始めてしまい、腰を落とし、しゃがもうとする動作で患側の踵が浮き上がってたのを思い出してます。

最近は踵が浮き上がる現象は消えてます。
不随意な運動を少しづつ消せればいつかはきっと今よりはマシな動作ができてるんじゃないか?と考えたりしてます。

2013年8月28日水曜日

踵の引き寄せと足首の底屈

椅子に座ったまま踵を床から上げ膝を伸ばしてみるような動作をすると、床から浮き上がった踵はそのまま床に降ろすことも、引き寄せて降ろすことも出来ないので、ほとんどの場合は健側の足で引き寄せ押さえつけて床に降ろしてました。

踵が上がったまま降ろそうとしないでじっとしてると、やがてじわーっと床に降ろせたりしてました。

これは踵を床から上げる動作だけで下肢全体の筋が緊張してたんじゃないかな?と思う
いわゆる同時緊張ってやつです。健常者なら関節を曲げる筋と伸ばす筋を同時に緊張させれば似たような強ばった状態を作り出せる筈です。

踵を床から上げる動作って言うのは椅子に腰かけてると・・・

1)太股を動かさずに膝だけを伸ばし踵を床から上げる
2)膝の角度を変えずに太ももを動かし踵を床から上げる
3)1と2の混合で踵を上げる

意識しないで踵を床から浮かしたなら膝を伸ばす大腿四頭筋か膝を曲げる大腿二頭筋と大腿を曲げる(太腿を持ち上げる)腸腰筋の連携で自然に上げ下ろしできるはずです。
ですがぴーくすはこれができなかった。

布団の上や床の上で上体を起こして両下肢を伸ばしてると膝を曲げ踵を引き寄せる動作も困難でした。
足裏全体が床に接してなければ立ち上がる動作は無理で、そのために自由な腕で踵を引き寄せ足裏が床に接するようにさらに引き寄せ立ち上がる態勢を整えてました。


入院中リハビリ開始初期から退院直前までずっと続けてた唯一のリハビリがあります。
このリハビリの内容ですが、仰向けでの下肢の屈伸動作なんですよね!

ヒトは立ち上がってると重力の影響を受けながらも腰、膝、足首、足は辛うじて体重を支えてます。
ところが重力の影響を受けない寝転がった状態だと自由にコントロールできないほどに不安定です。

仰向けで麻痺脚の踵を浮かし太腿を真っ直ぐ立て、曲げてた膝を上に向けて伸ばす動作。。。
文字で書けばたったこれだけの動作を退院直前まで一貫して繰り返してました。

いえいえたったひとつだけのリハビリで半年間過ごしたのではない。
いくつかは間もなく効果が出て別のプランに置き換えられた気がします。

腰掛けていてある程度思うように動作できるようになった今、退院直前まで続けた動作は下肢の基本的な動作に必要なリハビリだと理解できてます。

今は踵の引き寄せ、踵を浮かしたままでの膝と大腿の屈伸とかできるようになってます。
下腿の内外旋(つま先の向きを変えること)はままだですが・・・・。

当然たった一つのリハビリ方法で下肢の機能が充実するわけではない・・・・

何が良くて動作が改善されたか解らないけどその部分でずーっと続けてきたリハビリが改善のきっかけをもたらしたことには違いない筈です。

リハビリの効果は目に見えて見違えるように変化していくものではなくて、一進一退を繰り返しながら少しづつ好転し改善していくものだ!とぴーくすは感じてます。

「いつの間にかに!」
これまでできなかった動作がはっきりと「できるようになった!」と思えるようになったことがいくつもあります。

冒頭に書いた「踵の引き寄せ」がそのひとつです。
「膝を組む」という動作もそうです。

足首のことを書き落としてました!
足首は発症二年経過しても自由には動かせずズボンに足を通す動作は足首を伸ばせないので、動かせる腕でズボンの裾を手繰るしかないです。
何しろほぼ直角の足首ですよ

その足首は随意性が低く、床で膝を伸ばした状態では背屈も底屈もままならない状態です。

ところが仰向で膝を立てた姿勢だとじわーっと底屈してくれます。
これ、踵が床に接してると足首は伸びてくれますが、床から離れてると同時収縮のせいか、足首は伸ばせない。

なんでわざわざそんな分かりきったことを書くの?って・・・

実はこれ、布団の上や床の上で上体を起こし脚を伸ばした状態で踵を引き寄せながら膝を立て起こし足裏を床に押し付けて立ち上がる姿勢を取れるようになった!ということです。

動かせる腕で引き寄せたり押さえつけたりしないで!です。

実質的には日常動作で何気なくできる動作とは程遠いですが、腕を使わずに脚だけで立ち上がれる体勢を作り出せるとか、床を手で支えないで脚だけで床から立ち上がれるようになったということですね!

足首の動きにさらに随意性が高くなってくれたら嬉しいですが、現状では望めそうも無いです。

2013年8月12日月曜日

何度目の正直でしょうか_?

とうとうやってしまいました!
やっと卒業できるかもしれないです。

こんな状態にしたのは3度目?

今年の1月に長下肢を短下肢に変更したのですが大腿二頭筋の痛みが酷くなってしまい長下肢に戻したのは記憶に新しい。


あれから7ヶ月経過し大腿二頭筋の微細断裂らしき患部の痛みは新たな強い痛みとしては感じられなくなり、3月頃からお尻と大腿の境目付近に擦り傷でできるような細かいカサブタが浮き上がり5月ころまでザラザラした感触が続き、たぶん完全治癒の兆しなんだろうな?と勝手に解釈してたらすっかり忘れてしまい、そのザラザラも今では消えてなくなったようだ・・・

しばらく前から、ハムストリングスに負荷をかけるようなリハビリを続けてるけど(痛~!)のような自覚が無いので治癒に向かってるのは違いないと思う。


やっと卒業できるかもしれない!と考えるに至った経緯は単純明快かも?

その一つは屋内限定で長下肢装具を使わなくなってた。
二つ目は膝関節が一定以上拮抗するようになった。

ぴーくすは下肢の膝拮抗筋の回復に関して寝床から立ち上がった直後の膝の状態を目安にしてます。

以前は目覚めて立ち上がってから麻痺側の筋が緊張し始めるまでタイムラグがあるので膝は常に過伸展してました。

装具は夜中に床から起き上がり移動する動作にも必ず装着してましたが、最近は外出時以外装具を使用しなくなったので床からの立ち上がりも当然装具無です。

「強い勢いで過伸展しなくなった」と感じるようになったことが最も大きな動機だと思う。

これまでの経験で長下肢を短下肢に変更すると都合の悪い現象が増えるはず・・・。
①:歩行中に疲労すると強い過伸展。
②:その強い過伸展を抑えようと大腿二頭筋が無駄に強く働く。
③:患側の大腿部からの支持が無いので健側荷重の傾向が強くなる。

このすべては疲労しない程度の歩行距離を守ることが肝要な気がする。

膝の疲労はそのまま強い過伸展となって現れるけど拮抗力がさらに増強することが頼みの綱かもしれない。
歩行動作中の膝の伸展は勢いに任せて過伸展を繰り返すと膝故障の原因になりうるので拮抗筋の増強は必須と考えてますが・・・
それではどんなリハビリの方法で歩行動作中の拮抗筋を強化するのか・・・・
効果的な方法は?
これってたぶん、単純に歩行を繰り返すことが最善の方法だと思う。
当然静止立位での膝の拮抗を意識した静止姿勢を続けることも必要かな?

歩行のためのリハビリはこれまで以上に注意を払う方法を実行できなければ、以前のように長下肢に戻すしかないと思う。

あり得ないはずだけど過伸展が原因の「膝の痛み」だけは避けたい。